ホームグッズ検証ニトリのいびき枕を買う前に|売り場で確かめる7つと返品条件

ニトリのいびき枕を買う前に|売り場で確かめる7つと返品条件

ニトリのいびき枕を買う前に|売り場で確かめる7つと返品条件

いびき用の枕を量販店で買おうとしている方に向けて書きます。棚の前で私が外した理由は、値段でも銘柄でもなく、確かめる順番のほうにありました。

この記事で扱うのは2つだけです。売り場で現物をどう確かめるか、そして返品と交換の条件をどこまで先に読んでおくか。試せる範囲を決めてから会計に進む、という話です。

この記事の目次
  1. 「いびき枕」の棚の前で、私が外していたこと
  2. 家を出る前に決めておく3つ
  3. 売り場での現物確認。3分でやる7つの手順
  4. 値札より先に、返品と交換の条件を読む
  5. 売り場では分からないことと、順番を飛ばしてほしいサイン

「いびき枕」の棚の前で、私が外していたこと

枕が2つ並んだダブルベッドを俯瞰で見た様子
棚の前で決めた高さが、家の寝床でそのまま再現されるとは限りません

量販店の枕売り場は、たいてい形と素材と価格で並んでいます。低反発、パイプ、そばがら、中の詰め物を出し入れできるもの。そして値札の横に「いびき」という言葉が入った商品もあります。棚の前に立つと、自分がその言葉を探しに来たことを思い出して、まっすぐそこへ手が伸びます。私がやっていたのは、そこから値段とレビューの星の数を見比べて、いちばん納得できそうなものを1つ選ぶ、という買い方でした。

先に、この記事で書かないことを決めておきます。特定の商品名と価格は書きません。売り場の品ぞろえも価格も地域と時期で変わりますし、私が自分の目で確かめられない情報を並べた瞬間に、この記事は棚の前に立っている人の役に立たなくなるからです。同じ理由で、どの商品なら音が静かになるという断定もしません。私が書けるのは、棚の前に立った人間が、その場で自分の体を使って確かめられることだけです。

もう1つ、私の立場も先に書いておきます。私は45歳のいびき当事者で、医者ではありません。診断や治療の話はしません。書けるのは、買い物として何度も外した人間の手順だけです。

「いびき」と書いてあるのは、用途の説明です

いびきという言葉が入った枕には、たいてい設計上の狙いがあります。横向きの姿勢を保ちやすい形にしてある、首の下だけを高くしてある、中の詰め物を足したり抜いたりして高さを変えられる。狙いがあること自体は本当のことだと思いますし、そこを疑いたいわけではありません。ただ、その狙いが自分の首と肩と寝床に合っているかどうかは、まったく別の話です。パッケージが説明しているのは商品の意図であって、あなたの体の寸法ではありません。

枕の形ごとの考え方や、どのタイプのいびきにどの道具が届くのかという整理は、この記事では扱いません。グッズ全体との相性はいびき防止グッズは効果ある?の対応表が担当です。ここで扱うのは、棚の前に立ってからレジを通るまでの数十分だけです。

妻
売り場で寝てみたって、どうせ数分でしょう。それで何か分かるものですか
静山静山
全部は分かりません。ただ、明らかに合わないものを外すには十分でした。私が失敗したのは、寝てみないで表示だけ見て決めた買い方のほうです

現物確認の目的は、正解を当てることではありません。外れを落とすことです。ここを取り違えていたから、私は棚の前で長考して、家に帰ってから後悔していました。当てにいくと迷いますが、外れを落としにいくと、確かめる場所が少なくて済みます。

家を出る前に決めておく3つ

売り場の話に入る前に、家でやることがあります。所要時間は5分ほどです。ここを飛ばすと、次の章に書く売り場での数分がうまく機能しません。

夜の寝室
選ぶ場所は売り場ですが、判定する場所はここです

① いま困っていることを、1行にする

枕を買い替えたい理由を、症状の言葉で1行だけ書きます。朝起きたときの口の渇きなのか、首の後ろと肩の張りなのか、横向きで寝つこうとすると肩が痛くて長く持たないのか。私はこの1行をスマホのメモに書いて、そのまま売り場へ持って行くようにしました。

1行があると、売り場で確かめる姿勢が決まります。横向きで困っているなら、横向きの時間を長めに取る。仰向けで首が張るなら、仰向けのまま動かずにいる時間を長めに取る。1行がないまま棚の前に立つと、どの枕もそれなりに良く感じます。私が実際にそうでした。手に当てた感触が良かったというだけの理由で、1つ選んで帰りました。

なお、高い側と低い側のどちらを疑うべきかという見立てそのものは、この記事の担当ではありません。高さの考え方と、家でバスタオルを使って刻んでいく手順はいびきと枕の高さにまとめてあります。売り場に行く前に一度そちらを通っておくと、見る枕の数が減ります。

② いま使っている枕を、写真1枚にして持っていく

今の枕がどういう状態かを言葉にできないまま新しい枕を選ぶと、上げたのか下げたのかも分からなくなります。私がやっているのは、今の枕に頭を乗せた状態を真横からスマホで1枚撮っておくことです。厚みの数字より、この写真1枚のほうが売り場では役に立ちました。首が前に折れているのか、後ろに反っているのかが、自分の目で見えるからです。

ついでに、その枕がへたって薄くなっているかどうかも写真で分かります。私は結婚したときに買った枕を長く使っていて、へたっているという自覚すらありませんでした。買い替える前に、いまの現在地を1枚残しておいてください。

③ 予算と、試せる範囲を決めておく

金額の上限を決めるのは、たぶん誰でもやっています。私がもう1つ決めるようにしたのは、合わなかったときに戻せる範囲です。これを先に決めておくと、売り場で最初に読む場所が変わります。値札ではなく、タグと店内の掲示から読むようになります。ここは章をひとつ使って後で書きます。

静山 静山の実体験

私のケース:店頭で高さだけ見て選び、家で合わないと気づいた

妻に別室を切り出されかけた、その翌夜に初めて計測して142点という数字を見ました。それからしばらくして、私は量販店の枕売り場に立っています。

あのときの私は、棚の前で枕を頭に当ててみて、高さがちょうど良さそうだという理由だけで1つ選びました。売り場のベッドに寝てみることはしませんでした。周りに人がいて、なんとなく恥ずかしかったからです。手のひらで押した感触と、値札と、パッケージの説明。私が使った情報はそれだけでした。

家に帰って、その日の夜から使いました。仰向けのあいだは、それほど悪くありません。ところが横を向いた瞬間に、肩の厚みぶんが埋まっていないことが分かりました。頭が下へ落ちて、首が折れた形のまま朝まで戻りませんでした。私はふだん横向きで寝つく人間なのに、売り場では仰向けの高さしか見ていなかったのです。

そのとき本当に困ったのは、合わなかったこと自体より、それを持って店に戻れるのかどうかが分からなかったことでした。箱もレシートも捨ててはいなかったものの、開封して一晩使った枕を店がどう扱うのかを、私は買う前に一度も確認していませんでした。結局その枕は、確かめないまま使うのをやめて、引き出しの上に置いたままになりました。試せる範囲を先に決めておくという発想が、あのころの私には無かったのだと思います。

売り場での現物確認。3分でやる7つの手順

ここが、この記事でいちばん書きたいところです。枕は、頭を手で当ててみるだけでは分かりません。実際に寝る姿勢を作って、体の重さを乗せて、はじめて外れが見えます。売り場でしか確かめられないことだけを、7つに絞りました。

横向きに眠る男性の後ろ姿
横向きを確かめずに帰ったのが、私の失敗そのものでした

売り場での現物確認・7つの手順

  1. 靴を脱いで、売り場のベッドに仰向けで寝る。手で押した感触で済ませないこと。首から下の重さが乗って、はじめてその枕の高さが出ます。試用のベッドが置かれているのは、そのためです。
  2. そのまま30秒、動かずにいる。頭を乗せた直後の感触と、30秒後の沈み込みは別物です。中の素材によっては、時間が経ってから高さが変わります。数秒で起き上がると、その差を持ち帰れません。
  3. 頭を乗せたまま、ゆっくり首を左右に振る。振った先で頭が枕から落ちるなら、その枕は幅が足りていません。幅は表示やスペックからは読み取りにくく、寝てみないと分からない項目の代表です。
  4. 横を向く。ここを飛ばさない。私が飛ばしたのがここです。横になると肩の厚みぶんだけ距離が増えるので、仰向けで良かった枕が横向きでは足りなくなります。頭が下へ落ちる感じがあるなら、その枕は横向き用としては足りていません。
  5. 横向きのまま、また30秒。そして仰向けのときと、息の入り方がどう違うかだけ覚えておきます。ここで良し悪しを判定はしません。判定は家で数晩かけてやるものなので、売り場では違いがあるかどうかだけ確認して先に進みます。
  6. 寝返りを2回打つ。中央と左右で高さを変えてある枕は、寝返りのときに段差を越えることになります。段差の位置が自分の頭に合っているかは、体で越えてみるしか確かめようがありません。ここは売り場だけの特権です。
  7. 起き上がって、タグと箱の表示を読む。見るのは3つです。中の詰め物を出し入れして高さを変えられるか。丸ごと洗えるか。カバーは付属か別売りか。この3つは値札にもポップにも書かれていないことがあります。

順番には意味があります。仰向け、横向き、寝返り、表示の順です。先に表示を読むと、書いてあることに引きずられて体の感触があとから理由づけされます。私は「横向き対応」と書かれた枕で、横向きの確認を省いたことがあります。書いてあるから確かめなくていい、と頭のどこかで思ったのだと思います。

売り場では埋められない差が3つあります

  • 寝床の硬さ。売り場のベッドと家の寝床は、たいてい硬さが違います。柔らかい所は肩が沈むので、同じ枕が相対的に低く感じます。硬い布団なら逆です。この差は売り場では埋まらないので、前の章の写真1枚と合わせて判断してください。
  • 時間。蒸れ、へたり、朝の首の状態。この3つは数分では出てきません。売り場で出せる答えは「明らかに合わない」までです。
  • 自分の首の角度。寝ている自分の首がどうなっているかは、自分の目では見えません。一緒に行った人がいるなら、真横から1枚だけ撮ってもらってください。頼める人がいなければ、スマホを横に立ててタイマーで撮れば同じものが残ります。
妻
店で横になるのは、正直はずかしいです
静山静山
私も最初はできませんでした。ただ、あの数分を省いたせいで枕を1つ無駄にしたので、いまは寝ます。人は思っているほど、他人の頭の角度を見ていません

この7つは、私が自宅で続けている気道力メソッドの考え方を、売り場の場面に持ち出しただけのものです。教材のほうでは、姿勢を先に作ってから息の入り方で確かめるという順番を使っています。売り場ではその順番を短くして、姿勢を2つ作って比べるところまでにしています。やっていることは同じです。

\ 売り場に行く前に、順番を1つだけ /

枕は姿勢の道具で、自分のどこが狭いかによって届く範囲が変わります。原因の絞り込みから毎日の手順までを1本の道筋にしたのが気道力メソッドです。買う枚数を減らしたい方ほど、先に読む価値があると思います。

教材の内容を見る

※18歳未満は登録できません

値札より先に、返品と交換の条件を読む

枕は、買ってから合わないと分かる商品です。だから買う前に読む場所が、値札の前にもう1つあります。返品と交換の条件です。

先に正直なところを書きます。返品の条件は店ごとに違いますし、同じ店でも時期や商品によって変わります。ですから私は、この記事に具体的な日数や条件を書きません。確かめられないことを書いても、売り場で困るのはあなただからです。代わりに、何を聞けばいいかを書きます。

ナイトテーブルに置かれた水と時計
戻せる範囲を先に決めておくと、判定を先延ばしにしなくなりました

レジに行く前に確かめる5つ

  1. 開封した後でも返品や交換ができるか。枕は衛生に関わる商品として扱われることがあり、封を切った時点で扱いが変わる場合があります。ここが最初の分かれ目です。
  2. 一晩使った後はどうなるか。開封と使用は別に扱われることがあります。いちばん知りたいのはここなので、遠回しにせず、そのまま聞きます。
  3. 返金なのか、同じ商品の交換なのか、高さ違いへの交換なのか。高さ違いに替えられるのなら、売り場での選択の重さがかなり下がります。逆に一度きりなら、その日は寝てみる時間を長く取ったほうがいいという判断になります。
  4. 期限は何日か。そして、その期限が自分の判定に足りるか。私は寝具を数晩は続けて試すと決めているので、期限が短いなら買う日をずらします。仕事が立て込んでいる週や、飲む予定が続く週に買うのは避けます。条件が違いすぎる夜は、判定の材料になりません。
  5. レシートと箱とタグを、どこまで残しておく必要があるか。これを聞いておくと、家に帰ってから捨てる物と残す物が決まります。私は箱を捨てるのが早すぎて、後から困ったことがあります。

聞き方の文例を、そのまま置いておきます

店員さんに声をかけるのが気まずいという方のために、私が使っている言い方を書いておきます。

  • 「これ、家で試して合わなかった場合は、どこまで対応してもらえますか」
  • 「開けた後と、一晩使った後で、扱いは変わりますか」
  • 「高さ違いへの交換はできますか」

3つとも、いびきという言葉を出さずに済む聞き方にしてあります。私は最初のころ、いびき対策で探していますと口に出すのが嫌で、売り場で誰にも聞かずに帰りました。恥ずかしさを避けるための言い換えは、遠回りではなく実用だと思っています。聞けなかったせいで一晩ぶんの情報を捨てるほうが、よほどもったいない。

妻
また枕を見てるの
静山静山
見ています。前と違うのは、値札より先に返品の条件を読んでいるところです。戻せる範囲を決めてから選ぶようにしたら、売り場で迷う時間がむしろ短くなりました

返品条件を先に読むと、買い方そのものが変わります。戻せない商品なら、寝てみる時間を長く取る。戻せる商品なら、迷って買わずに帰るより、買って数晩試したほうが早い。判断の基準が、値段から試せる範囲に移ります。私にとってはこれが、売り場でいちばん効いた変更でした。

この考え方は枕にかぎった話ではありません。金額が上がる道具ほど、返品と交換の条件を先に読む価値があります。買う前に決めておく順番そのものはいびき防止グッズの選び方にまとめてあるので、他の道具も検討している方はそちらもどうぞ。

売り場では分からないことと、順番を飛ばしてほしいサイン

ここまで書いておいて逆のことを言いますが、売り場で分かることには限りがあります。分かるのは、明らかに高い、明らかに低い、横向きで足りない、幅が足りない、段差が合わない。つまり外れの判定までです。合っているかどうかは、家で数晩寝てみないと出てきません。

帰ってから少し合わないと感じたときに、すぐ買い直しへ走らずに済む手が1つあります。バスタオルを折って高さを足し引きする方法です。手順と刻み方は、先に挙げた枕の高さの記事にまとめてあるので、2枚目を買う前にそちらを試してください。費用がかからないうえ、合わなければ抜いて元に戻せます。

寝る姿勢そのもの、横向きを保つ工夫や、朝には仰向けに戻ってしまう夜の話はいびきと寝方の担当です。枕を替えても横向きが保てないのであれば、原因は枕ではなく体の支え方のほうにあるかもしれません。

枕で動かせるのは、首の角度までです

枕が変えているのは首の角度です。眠って喉まわりの力が抜けること、舌の付け根が落ちること、鼻が通っていないこと。この3つは、どの枕を選んでもそこに残ります。だから高さが合って楽になった人でも、疲れた日や飲んだ日には戻ります。私もそうです。

枕は、外側から支える道具の1つだと考えておくと、期待の置き場所を間違えません。外側で支えられる分をきちんと取りに行くのは合理的ですし、そのために売り場で寝てみる価値もあります。ただ、そこで止まると下げ止まるところがある、というのが私の実感です。私自身の数字の動きは記録に置いています。うまくいかなかった週も、そのまま残してあります。

枕より先に、順番を飛ばしてほしいサイン

日中の眠気で目をこする男性
この状態が続いているなら、売り場に行く前にやることがあります

次のどれかに当てはまる場合は、枕を選ぶより先に医療機関で相談してください。睡眠時無呼吸症候群(SAS)の可能性があります。

  • 寝ているあいだに呼吸が止まっていると家族に指摘されたことがある
  • いびきが途切れて無音になり、そのあと大きく息を吸い直す音がすると言われた
  • しっかり寝たはずなのに日中の眠気が強い(会議中や運転中にうとうとする)
  • 起床時の頭痛や、起きても疲れが抜けない感じが続いている

窓口は耳鼻咽喉科、呼吸器内科、睡眠外来とされています。枕を買い替えて様子を見る段階ではありません。私は医者ではないので、ここから先の話はしません。私自身は、録音に無音の区間が入っていなかったので自宅でできることを選んでいますが、それは自分の耳で確かめたうえでの判断です。確かめずに大丈夫だと決めるのとは、まったく違います。

妻
結局、あなたが買った枕は当たりだったんですか
静山静山
外れました。ただ、外れたと分かるまでに使ったのは一晩です。次からは、寝てみて、返品の条件を読んでから買うようになりました。それ以降、枕の在庫は増えていません

今日やることは1つだけで足ります。売り場に行く前に、いまの枕に頭を乗せた写真を真横から1枚撮っておく。それだけで、棚の前に立ったときに見る場所が決まります。私はこれを持たずに行って、一晩ぶんの情報と枕1つを無駄にしました。

\ 枕の次に、喉そのものを /

姿勢を整えたあとに残るのは、喉と舌のほうです。私が142点から続けている自宅ケアの全体像は気道力メソッドにまとめてあります。1日3分から始められます。

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※18歳未満は登録できません

この記事を書いた人

静山

静山 |いびきスコア142点からの30日再現実験・進行中

静山(しずやま)/40代。長年の爆音いびきで家族に別室を言い渡されかけた当事者。いびきラボのスコア(開始時142点)を毎晩記録し、舌・喉・顎・呼吸の自宅トレ『気道力メソッド』で下げていく過程をすべて公開している。医者ではないので治療の話はしない。自宅でできることだけを、実測の記録つきで書く。

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